「!!!もうありえないよー!!!本気でびっくりしたんだからね!」



「はははは~。ごめんごめん。そろそろ帰ってくるかと思って勝手に合鍵で入っちゃった。でも、あんなに叫ばなくたっていいじゃん。声聞けば私ってわかるでしょうが。」



まったく。笑い事じゃないよ。。本気で死ぬほどびっくりしたんだから。


南海は昔から突然予想外の行動をしてくるから困るよ。。。


「冷静に考えれば分かるけど、あの状況で声まで考える余裕なんてないよ。もうカンベンしてよ~。 ところで今日はどうした??」


「どうした~?じゃないわよ。親友が大人になったんですものお祝いにきたのよ♪ で、どうだった?大人になった感想は??」



?????   ん??  この人何言ってんの?



「ねぇー南海。何分けわかんない事言ってんの?」


「もう~そんな隠さなくたっていいって。恥ずかしがるなよ~。まぁ、初めてのときは緊張するし余裕ないもんね~。簾はやさしくしてくれた?」



「ちょっちょっと待ってよ!ホントに何言ってんの??」


「何って、エッチしたんでしょ?脱・処女!おめでとう!!」



はっはぁ~~~?? また南海の暴走が始まったよ。。。



「南海、ちょっと落ちついてよ。私まだ処女だよ!」



「…ん? 冗談でしょ??だって簾とお泊りデートだったんでしょ??2人っきりだったんでしょ??」


「うん。2人っきりでお泊りだったよ。でも、南海が思ってるような事はありませんでした!」



南海はびっくりした顔で私を見つめてる。


何でそんな驚くのよ~。私がそんな軽い女だと思ってたわけ??


まったく~。親友なのに何考えてんのよ~。