「じゃあさー、逆に聞くけど、お前は彼氏とかいないわけ?好きな奴とか?」


「えっ?!突然何よ。いっいないわよ///」


「何動揺してんだよ~。あっ!もしかして、俺のこと好きになっちゃったとか?(笑)」



ちょっと何なのよ~。絶対私顔赤い。。気づかれちゃうじゃん。


落ち着け落ち着けあらし!


「何固まってんだよ。冗談だよ冗談!」


もう~人の気も知らないで。。。


「それよりさ、何で今日ここに私なんかを誘ったの??もっとかわいい子でも誘ったほうが癒されたんじゃないの?」


「ん~そうかもな~」

そうかもなって。普通そこは気を使ってそんな事ないよとかっていうんじゃないの?!

ホント失礼な奴なんだから。




「でもさー、自分でも良くわかんないんだけどお前のこと誘ってた。一緒に行きたいって思ったんだよなー。知り合ってまだ少しだし、かわいくないし、性格男みたいだしな。何でなんだろっ。」



おいおいっ!そこまで言う普通!!




「分かることは、お前といると俺普通でいられんだよ。RENじゃなくて木下簾治に戻れるんだ。そんな女お前が初めてなんだ。おっかしいよな~。自分でも不思議。」



「えっ?」



「別にお前が好きとかって言ってるわけじゃねぇーから誤解すんなよな。」



何赤くなってんのよ。こっちも恥ずかしくなるっつうの。


でも…うれしかった。簾治がそんな風に私を思ってくれてることが…。


私は、木下簾治が好き。今ならはっきりわかる。






私の初恋が始まった―。