「ごめんな。あらし。普通のカップルだったら堂々とできるのにな。

守ってやるとかかっこいいこと言っといて俺結局何にも出来てねぇーな。
かっこわりぃーよな。。」



簾治……。



「簾治らしくないよ?そんな事言うなんて。私は、簾治がそばにいてくれればそれで大満足だよ。
いつも俺様なところが私は大好きなんだから。簾治はそんな風に思わなくたっていいんだよ?

それに私強くなるんだから大丈夫。」



私は笑顔で簾治にそう言った。




「あらし。サンキューなっ。何があったって俺はあらしのそばにいるからな。」



「うん♪」




簾治が私の隣にいてくれれば怖いものなんてないんだ。




簾治さえいてくれれば。





「今日、あらし俺んち泊まれよ。どうせ明日も早いし、もうこんな時間だしな。」





時計を見るともう朝の4時になるところだった。




ここから簾治の家はすぐだし、私の家帰るよりは楽だしそうしよっかな。




「簾治の家ここからすぐだもんね。そうする!」




「じゃあ帰るか。」