簾治…。


たしかに簾治の言う通りかもしれない。


最近の私は、可憐さんの事で不安になってばっかりで、きっと簾治といても心の底から笑ってなかったね。。


ごめんね簾治。。


「簾治ごめんね。。私自分の事ばっかりで。

不安にさせちゃってごめん。」


「別にあらしは悪くないよ。あらしが悩んでるのは俺が悪いんだから。

こっちこそ、さっき一緒にいてやれなくて悪かったな。あの女、俺が思ってた以上に手強いな。


まぁ俺があんまり相手にしなきゃそのうち収まるだろうから。」


「うん。。じゃあ次の撮影もがんばってね。」



撮影がまたスタートした。



私は可憐さんがそう簡単に引き下がるとは思えない。

理由はないけど、きっとこれは女の勘というものだろう。。



簾治をとられそうで恐いよ。


でも、簾治が私を想ってくれてる限り私は負けないよ。