「頭を上げてください。別に僕は気にしませんから。
RENさん?別に水森さんと僕が仲良くなろうがあなたには別に関係ないですよね?」




「はぁ?関係なくねぇーだろ。こいつは、俺のマネージャーなんだ。

何かあったら困るからな。」




「僕はまだ何もしてませんよ。それに水森さんのプライベートの事に口を挟む必要はないんじゃないですか?

僕は純粋に水森さんと仲良くなりたいだけですよ?何カリカリしてるんですか?」





兼子さんがそう言うと同時にスタッフさんがRENを呼びに来た。





「そろそろ、撮影開始しますので、RENさんお願いしますね。」





「…はい。わかりました。」



私は兼子さんに軽く頭を下げて、RENとその場を離れた。








「RENどうしたのよ?あんな言い方しなくたっていいじゃない。

兼子さんすごくいい人だよ?」







「……むかついたんだ。お前が楽しそうに笑ってたから。最近お前俺の前であんな風に笑うことなかったのにあいつの前では笑顔だったから。。

あんな風に言うつもりはなかったんだけどさ、ごめん。」