土「それじゃあ行ってくる。山南さん、屯所とこいつを頼んだ」

山「はい。任せてください」

土方さんは軽く私の頭をなでると隊士を引きつれて屯所をでた。


―――皆が屯所を出てからどれくらいの時間が経ったのだろうか。

私はいつものように縁側で空を眺めていた。

今日もいつも通り星がキラキラと輝いている。

桜「皆が無事帰ってきますように・・・」

そう呟いた瞬間、激しいめまいが襲ってきた。

頭はズキズキと痛む。

桜「っ・・・何?」

私は何が起きているのか分からず、荒い呼吸を繰り返す。

するとそこに焦った様子の山南さんがやってきた。