「『リン』なんてどう?」
「りん?」
「そう。凛としてるから『リン』。」
「あぁ~。そうか~。じゃぁ今日からお前はリンだ!」
「ワン!」
「気に入ったみたいだね!ありがとう詩夢ちゃん!」
また、和緒くんと目が合う。
目が合うたび、私の心は高鳴る。
「あ。僕そろそろ帰んなきゃ。バイバイ!」
「バイバイ^^」
和緒くんの背中に手を振り、私も帰ろうと振り向いた瞬間。
「詩夢ちゃ-ん!」
後ろから和緒くんの大きな声が追いかけてきた。
「僕毎日リンの散歩でここ来るから、詩夢ちゃんも時間あるとき、リンに会いに来てやってね--!」
「わかった-!」
2人の大きな声は小さく反響しながら夕日に染まる空気の中に溶けていった。
「また…今度…」
私は小さくつぶやき、ドクドク波打つ鼓動が聞こえないように急ぎ足で家路についた。
「りん?」
「そう。凛としてるから『リン』。」
「あぁ~。そうか~。じゃぁ今日からお前はリンだ!」
「ワン!」
「気に入ったみたいだね!ありがとう詩夢ちゃん!」
また、和緒くんと目が合う。
目が合うたび、私の心は高鳴る。
「あ。僕そろそろ帰んなきゃ。バイバイ!」
「バイバイ^^」
和緒くんの背中に手を振り、私も帰ろうと振り向いた瞬間。
「詩夢ちゃ-ん!」
後ろから和緒くんの大きな声が追いかけてきた。
「僕毎日リンの散歩でここ来るから、詩夢ちゃんも時間あるとき、リンに会いに来てやってね--!」
「わかった-!」
2人の大きな声は小さく反響しながら夕日に染まる空気の中に溶けていった。
「また…今度…」
私は小さくつぶやき、ドクドク波打つ鼓動が聞こえないように急ぎ足で家路についた。