とりあえず木のうしろにレッツゴー!




「くぅ~ん」




《へっ?》



今、何か子犬のような鳴き声が…………




ふと足元を見るとダンボールから子犬がちょこんと顔を出していた。



「かわい~!どうしたのこんなとこで?!あれ?『拾って下さい』?」


そのダンボールの中には、飼い主が入れたのであろう置き手紙が入っていた。


それには一言だけ『拾って下さい』。



「ん~…。飼ってあげたいのは山々だけど…。家もう1匹いるんだよ・・・。

ごめんね…。」




子犬はその大きな瞳をただ私に向けていた。



「じゃぁ、その代わりに、もう少し一緒に遊ぼっ!」


私はその子犬と遊んであげる事にした。



私が子犬を抱き上げようとした瞬間…。