「はぁ……」


思わずため息が口からもれる。



「…最近おかしいよね…阿南くん」


わたしの席の隣に
いつのまにか来ていた美央が言った。



「うん…あたし何かしたかな…」



思いあたる節といえば、あの公園での出来事しかない。



やっぱり余計な
おっせかいだったのかも。



そう思うたび、どんどん
胸の中の不安は増していった。




「どうして態度が変わったのか聞いてみなよ〜!
絶対そのほうがスッキリするからさ…ねっ?」



確かに美央の
言うとおりだ。



「うん…そうする」



明日…明希に
ちゃんと聞いてみよう。