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「あ、明希おはよ〜」
「…おう」
いつもどおりの
教室で交わすあいさつ。
…でも、あの日の出来事から明希がわたしによそよそしい気がする。
わたしと会っても
明希からあいさつされる
ことはなくなった。
それに目も合わせてくれない。
…あたし何かしたかな…。
「ねぇ明希、あのっ…」
わたしは明希と目を合わせようと明希の顔を
のぞきこんだ。
しかし、予想どおりふいっと目をそらされた。
「…ごめん、今日授業さぼるわ!」
「えっ…ちょっと…」
わたしが止めるまもなく
明希は帰ってしまった。