「明希…あたしは…いつでも明希の味方だから…何があっても明希の味方だよ…っ…」
そう言ってわたしは
さらに明希を強く抱きしめた。
「何……言って…んだよ…っ…」
「ちょっとじゃなくていいよ…辛い時は…ずっとあたしの胸の中貸してあげるから…」
明希が震えている気がした。
きっと涙を押し殺して
泣いているんだろう。
そんな明希も
愛おしく感じた。
「だから…泣かないで…明希の笑顔があたしは好きだから」
そう言って
わたしは明希の顔を見て
明希の涙を優しく拭いた。
「………っ………」
明希が泣き終わるまで
わたし達は
公園の中でびしょ濡れに
なりながら抱きしめあっていた。