「何があったか知らないけど、相談したいことあったらいつでもしてね?」
綾乃のその言葉に少し救われた気がした。

「わかった。」
それだけ言うと綾乃は自分のクラスに戻っていった。

しばらくモヤモヤしてる気持ちが何なのか考えたけどやっぱり全く浮かばない。


「羽衣〜移動教室だよ。早くして!!」
大川の声が聞こえた。

「璃子、ちょっとまってよ〜!早い〜!」

大川まるで佐々木のお姉ちゃんだな。
面倒見がいいというか責任感が強いというか...

そういうとこ好きになったのか?
好きな所ってそこだけ?


.................大川の事が好きでも俺、大川の事全然知らねぇじゃん。