学校だって、言うのに。

「――はあっ…」

何回限界に達せられたのか、わからなかった。

「次下着買ってくるんだったらヒモにしてよ、奈津」

パパッと制服を整えながら律人が言った。

「ん、わかった…」

律人の好みのせいで、下着――特にショーツはヒモパンが多くなった。

彼と出会う前の私だったら恥ずかしくて、着もしなければ買わなかったのに。

でも律人の好みがそれだと聞いてから買うようになった。

「そう言えばさ」

律人は思い出したように言った。