瑠衣「…美知瑠様のお気持ち。則ち 美知瑠様が本気でそのお方を殺しにかかられる否か次第なのではと。おこがましいようで申し訳ございませんが。」
美知瑠「いや、気にするな。むしろ全くその通りだよ。ありがと。」
瑠衣「はッ。ありがたきお言葉」
美知瑠「ハハハ。だから堅いって。」
美知瑠が笑うと、瑠衣の方も、少しは役に立てたかな?と安堵の色を見せる。
美知瑠「瑠衣、ありがとう。今夜はもう下がって良いよ。家帰って、風呂でも入って寝な。」
瑠衣「はッ。」
そう言うと瑠衣は、サッと姿を消した。瞬間移動のような素早い動きが得意らしい。
美知瑠「……。」
ホー。ホー。
今夜も梟が鳴いている。
静かな夜だ…。
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