自分も夕食を食べに、上忍寮へと向かう道中
美知瑠はレストランにいる九條に向けてメールを打っていた。
あらかじめ中忍達と協議していた葬儀の詳細を『きなこ』に伝えてもらうためである。
・葬儀自体は、この村の中ではなく 隣町の市民ホールで執り行うこと。
・参列者の日程と、明日明後日の九條の動き
等を丁寧に打ち込み、送信ボタンを押す。
美知瑠「ハァ…。疲れる。」
ぼそっと呟きながら
食堂に入ると
食事スタッフに名を告げ、自分の分の膳を受け取った。
今日の夕食は
一日の疲れが吹き飛ぶような豪華さだ…。
ホーホー
優しい声で梟が鳴く。