ふわり、記憶の中で彼が笑う。



『なぁ、ミドリ』


『スイ、て呼んで』






―・・・っ








夢なんかじゃない。
本当はわかってる。


怖いんだ、拒否されるのが。




「おまえなんか知らない」と




言われてしまえば




私は・・・