外出は、中止して、3人は買い物をしてから帰った。


「少し休みたい。」


そういって百合は、自室へと入った。


「百合さん、どうしたのかしら。」

「ユリはァ〜赤信号で外を見てた。それからスピードを上げてェ〜…何か、見たくない物を見たのかもォ〜。」


「見たくないもの?」


そう…百合は、見てしまったのだ。


白いワゴンに乗り、二人を睨みつける女を。


女は、百合と目が合うとニヤリと笑った。

その瞬間、百合の体を悪寒が走った。


ユリは、女から逃げるために、車を猛スピードで走らせたのだ。


数時間して百合は起きてきた。


何をみたのか、二人は何も聞かなかった。