最後の手段だ‥ここで俺が集合場所に行かなければ‥うまくいく!


ハァハァハァー
待ち合わせ時間まであと10分きっちやった!間に合え!私

「つ‥ついた!」

いよいよだ!

そのころ祐介は電柱の裏でコッソリ様子を見ていた。

「きた!わるいなあゆみ!おれは行かねぇよ。」

電柱うらで自信ありげに一人で喋っていた。ムナイシ男だ(笑)

20分‥
「こないなぁ‥」

40分‥
「あれれ?」

一時間
「‥‥電話してみよう。」

プルルル‥プルルル‥
ガチャ

「あっ!ゆうす‥」
<只今電話に出ることが出来ません。ー>

留守番電話‥

<メッセージがあれば20秒‥>

ピッー

祐介?こなぃの?あのMAILはなに?待ち合わせ‥ここだよね?MAILを見返してみた。やっぱ合ってんじゃん!

戸惑いが出始めた。

「あゆみ電話してるな(笑)おれはこないのに‥」

二時間‥

「まだ待ってるのか?」

あり得ないだろ?なんでまだいんだよ?来ないの!俺は!
なんでだよーー


祐介‥こないのかな‥悲しくて不安でィラィラで涙がでてきた。
「ゥゥ‥ゥゥ‥グズッ祐介~」

女が一人でラブホの前で泣いてる。映画、漫画にもあまり出てこない主人公だな‥特殊。だから‥こんなヤツが話しかけてくんだ。

「泣いてるの~可哀想だね‥しかも女子高生なんだ(笑)」

だからなんだよ!バカ。

「ラブホ前にいるってことは‥やりたいの(笑)?」

やりたいよ!お前じゃないけど。

「じぁあさぁ~はいろ♪俺相手したいなぁ☆」

ごめんだね!

「人待ってんの!お前じゃないし!」

こう言っても引き下がらない。ヒツコイ奴はよくいるもんだ!

「あっちいってよね!」

泣きながらいった。悔しい‥

「おい!離れろよ!俺の連れなんだよ!」

へっ‥?
この声は‥

「行くぞ中。」

祐介じゃん!!いつ登場したの?