でもあれは良だよね‥姿あまりまだ分からないけど、声がそうだよ。彼氏なんだからわかる。

「春菜!春菜!」

やっぱり良だ。

私は今の状況を逃げ出したくて必死に名前読んだ。

「ッッ‥良‥りょーーう!」

「いた!春菜!」

なにやってんだ?私は‥良が嫌で逃げたくせに。

「助けて!良!コイツはなしてくれな‥‥」

バコッ!バシッ!

「‥‥ぃい??」

「ハァ‥ハァ」

な、なにが起きたんだ?!鈍い音したぞぅ‥?

「消えろ!」

「うわぁぁ‥!」

タッタッター

いつの間にか手が離れてた。しかも逃げ足と、怖がる声がきこえた。

「良‥?」

「春菜‥ハァハァ‥大丈夫か?!」

「まぁ‥あ、あいつは?」

「殴った。」

ぁぁあの音は殴った音ね。良にしては‥‥‥!!!

よくみると‥傘をさしてない!

「良!傘!傘は!?」

良が傘をささずに来るわけない!

「ぁあ‥?走るのに邪魔だったから。さしてない。」

良が‥マリモが‥蓮根が傘をささずにきた~!!?しかも走った?う‥うそだ!
「走って‥走ってきたの?傘ささずに?」

「そぅだよ?」

「髪型‥しかも服装きにしないで?」

うそだ‥

「あ‥ぁ、うん。夢中だったから‥追いかけるのに。」

か‥神様~??まぢで雷おとしたの?

「‥‥‥カッコワリィ‥よな‥‥?俺今」

「なんで?」

「なんでって‥髪ペッタンコだし‥服キタネェし‥災厄じゃんハハハハ‥」

マリモが‥蓮根が‥私のために‥?

「私のために‥」

「ただ‥無我夢中で‥!!」

ガバッー!

私はマリモ‥いや良にだきついた。