するとなおは少し笑って、指をさしながら言いました。
「あっちに見てると楽になるよ。」

なおは言いました。

わたしはなおの指さしている方向を見ました。
そこには千紘がいました。
わたしは照れたのと同時に、よっていたのも楽になって顔を赤くしました。
「な、なおッッ!!」

わたしは大きい声で言いました。その声に気づいた千紘は、わたしとなおの方を見て、笑いました。

「ああ、やっぱり恋の力はすごいねッッ」
なおはからかう様にいいました。



こんな感じに遊んでいる間に、バスの時間は終わってしまいました。

「どこに着いたのかな?」
わたしはなおに聞きました。

「ちょっと待ってて・・・あ、法隆寺だってッッ」
なおはすぐに修学旅行のファイルを開いて言いました。わたしはバスからおりて、

「あ~疲れた。」
こう言いながら背伸びをしました。

「班行動いやぁぁ」なおは言いました。やっぱり、男子がいやッッ!!