中学校の時は、親の勧めで女子高に通う事になったけど、イヤイヤデもなかったのは確か…。




そこで、ワカナとナナに出逢って…、コスプレとかに興味をもったんだよね。

何かを作り出す事に興味を持って、作り上げた時の感動は他と違っていて…。

自分の生きがいって行ったら大げさかもしれないけど、私にはアニメや小説、漫画の世界に近づいたような感じだった。




そんな絵空事に…って、呆れる人もいるけれど。



そうかもしれないけど、アイドルに熱を上げている人だって、私たちと大差ない。



ほとんど会う事が出来ない。会う事が出来るのはブラウン管と写真だけ。


実際に会うことが出来るって言うのは、本の何人かじゃないかな?



おまけに、そこから恋愛に持ち込もうと考えると本人とあう確立よりずっと低い。
それに似ている。




『ただいまからコミック・マーケットを開催します』



スピーカーから流れてきた最近の曲と共に、周りからザワメキが広がっていく。
そして、少しずつ動き出す列。




ふと後ろを振り返ると、よくテレビでデパートの初売りで開店前の人だかりに似てる。



それだけ、この大手の人気が分る。




もちろん大手はここだけではなくて、あちこち列が出来ている。