「どうしたの?」
「あのね。この人達が取材をしたいって言ってるんだけど…シャナちゃんも一緒にって思ったんだ」
よく見たらショウ君の近くにいたのは、テレビ局の人達。
マイクを持ってる人は、よくテレビで見掛ける女性キャスターさんだ。
「初めまして。△○系列の赤原です。シャナ…さんとショウさんのお話を伺いたいんですですが…、お時間頂けますか?」
「……へ? 私?」
「そんなにお時間取らせません。ただ、2・3質問に答えて欲しいんですが…」
そんな言葉を言われて、少し戸惑いつつも取材を受けられる喜びが込み上げてくる。
「私でいいんですか?」
「はい。ショウさんにお友達をご紹介して下さいと言ったら、シャナさんがいいですよって…」
そう言われちゃうと、やりたくなっちゃうじゃない…。
「よろしくお願いします」