特に、本気で逃げたくなるほどの……言えないッ! 言ったらいけない…人に声を掛けられて笑顔で対応するのも、かなりイヤ。



「あのぅ~…」



来た…来た来たキター!!


ワキから滲み出るシャツの濃い部分…。ズボンの上に乗っているお肉は、息をする度にたわわに波打つ。

…世間一般の女性が思い描くオタクの姿がそこにある。

「はい?」




「あの…『○○○』のライバル教師の恋人のニャカちゃんですよね? しゃ、写真いいですか?」




バシャ!



…おい、こら…。イイともイヤとも言う前に写真に納めていきやがった…。
っつーか、いきなりのフラッシュに目が痛い…。…ショボショボするぅ…。




あぁ…。口悪いわ…。