携帯をきった後、ガックリと肩を落とした私は動き出した列から出てしまいそうになるのを慌てて動く。



とにかく、頼まれた本と私が欲しい本をゲットしなきゃ…!!

ヤッパリ、この世界からは抜け出せない。



…ごめんね…シノブ君。



今度、会う時には……………。







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コミケ3日間。無事終了。




けれど、私の中には消化不全のような達成感を感じない。





シノブ君に電話を切られた次の日に、もう一度かけてみたけれど、やっぱり無視される。



…無視される事が…電話に出てくれない恐怖と悲しいものとはわからなかった。

シノブ君は、私と連絡が取れない時にこんな気持ちだったの?





今更ながら、シノブ君にたいしてあんまりな態度をとっていた自分が嫌な女としか思えない。