「カナコ~! さんきゅうぅ! 締切り前に何とか終わったよ~」

友人・リナの自宅へ数人で奇襲をかければ、案の定片付けられてない例の『あれ』に手伝いをして家に帰らず、連絡もせず…気付いたのはお日様が随分上がった時。


けれど、後一歩の所でトラブル発生。

それを対処していたらお日様は真っ赤になって「さよなら」という時間だったの。

慌てて家に電話を掛ければ、ママの怒号から始まった。


『どこに行ってたのよ!』


その隣り声からなーんにも覚えてない。

売り言葉に買い言葉って感じで、ママと言い合いした事ぐらい何となく今までの喧嘩で覚えがあった。


だから、シノブ君家に駆け込んだ。

「ここは、駆け込み寺じゃないんだぞ…」


ハイ、ごもっともです。