「誰だよ?

もしかしてこの子の男?」


男たちは後ろにいる人に睨みを利かせる


だけど、私の男なんかじゃないよ?


だってそこには、私も知らない人が立ってるんだもん


「ごちゃごちゃ言ってねぇで離せ」


「はっ、カッコつけてんじゃねぇよ」


そう言って殴りかかった男を涼しい顔してかわした


そしてよろけた男の胸ぐらを掴むとストレートパンチを浴びせていた


「これは正当防衛だからな」


男たちは何かを叫びながら慌てて逃げていった