重い足取りで学校へ向かうと
葵が抱き着いてきた。

「ねぇねぇあたし卒業しちゃった。」
と嬉しそうにあたしに報告してきた。

「おめでとよかったじゃん。」
あたしがそう言うと

「未来も和さんと早めにね。」
葵に耳で囁かれ恥ずかしくなった。

「うるさいっ。」

「そんな照れんなって。素直じゃないな〜」
っとからかってくる