「本当危ないんだから」

と言われ手を握られた。

嬉しいはずなのに
なのに...

昨日の青痣が痛くて
ちょうど和の手がそこに
当たって痛かった。

顔を歪めていると
「どうした?」
心配そうに顔を覗きこんできた。

「ん?なんでもないよ」
あたしはまた笑顔で答えた。