「真美大丈夫か?」 お父さんは真美を心配 してる。 あたしは?ねぇあたし 痣が出来たんだよ? お母さんが真美の手当を 始めた。 「お前が避けたから真美に当たったんだよ。」 お母さんが冷たい目で あたしを見た。 「もっとやっちゃえばよかったのに」 ボソッと呟いたお母さんの声がはっきり聞こえた。