「まぁゆっくり慣れりゃ大丈夫だい。」


ニッコリと笑って私を真太郎に預けた。


「それじゃ、またなあ。」と
わたぬきのお母さんは森の方へ帰って行った。


「ゆっくり…か。」


確かにいきなり妖怪って言われて混乱しない人は居ないと思う。


でも……、

なんで私なんだろう?