つい目の前まで来たわたぬきは


「落ち着いて。」


冷静な真太郎によって、間一髪で止まった。


「離せっ!!あいつらと同類にしたんだ、黙ってられるか!」


「ご、ごめん…でも狸っぽくないし…。」


悪かったとは思うけど実際に見てみないとだよね。

というより見たいんだよねうん。


「だってさ、わたぬき。」


もがくわたぬきをポンと叩く。

すると白い煙が出てきた。