「でもなんでここに居るの?朝居なかったし…どこか行ってた?」


質問をガツンとぶつける。

私はどっちかというと、そういうタイプだ。


「あー…。秘密。」


ピクッと動きが止まったのを見逃さなかった。


多分…嘘ついてる。

無意識みたいだけど、“真太郎になりきれてない。”


「…真太郎はどこ。」


極限まで低くして、圧力をかける。