「ばつ、ばつ、ばつ、ばつ…はぁ…全部あってませんね。」



『ごっごめんなさい…。』

「いい加減、覚えて下さい。」


『はいっ…。』


私は片山季子


17歳、高校生です


そして幼なじみで私が密かに思いを寄せている春川奏多


20歳の大学生


因みに眼鏡男子


幼なじみで敬語っておかしいけど少し嬉しい


だって私だけに敬語なんだもん

特別扱いされてるっていいように考えちゃう


そして奏多ほぼ毎日うちに来て家庭教師をやってもらっています


自分の勉強もあるのに私につきあってくれて本当に感謝してます



「季子!!聞いてますか?」


『あっうん!』



全然聞いてなかった