─ピンポン



侑亜ん家のインターホンをならした。



奥から「はーい」と声が聞こえる。



扉があくと、侑亜にそっくりだけど少し幼げな女の子と目が合う。


「えっ!!!!やばぁっ、めっちゃかっこいい!!芸能人?」


「いやっ…普通の人間だけどっ。」


侑亜そっくりの子と話してると、侑亜が駆け寄ってきた。


「亜依(アイ)!!!何してんのよっ!!!」


「えぇ、だってめちゃくちゃイケメンが家にきたんだょぉ?…まさかと思うけど…彼氏?」



亜依ちゃんがそう聞くと、侑亜の顔がみるみる赤くなる。



やべっ…かわいっ。


「まじ…おねぇばっかずるいっ!!!!」



「亜依は、瑞稀くんがいるんだからいいでしょ?はやくご飯食べなって!!!!!」



侑亜は亜依ちゃんの背中を押し、リビングへ連れ込んだ。



しばらくして、侑亜は鞄をもって玄関へきた。


「ごめんっ!!!」


「いいょ。亜依ちゃん、可愛いね。」


「五月蝿いだけだょ?」


侑亜は嬉しそうにわらった。