俺は、やっと落ち着いた侑亜のとこへ一歩ずつすすむ。
「侑亜?落ち着いた?」
侑亜は、俺をみてぎこちなく笑い「大丈夫。」といった。
侑亜を立たせて、玄関へ向かおうとすると胡桃澤が後ろから叫んだ。
「あたし、謝ったりしないからっ!!!!!」
その言葉を聞いて、侑亜は俺の手をさっきよりも強く握ってきた。
「侑亜。」
侑亜は顔をあげ俺をみた。
「侑亜は俺が守る。だから…なんかあったら俺を呼んで?」
侑亜は顔を赤くして俯いた。
「孝…介。あたしっ…信じていいの?その言葉っ…」
「あぁ…あと、出来るだけ侑亜と一緒にいたい。」
「ありがとっ…」
そのあと、侑亜を家まで送り家へかえった。