「どうしてっ…どうしてあたしじゃなくて橘さんなのっ!?」


んなこと今聞いてねえし。


謝れって言ってんだょ!!!!


俺は、冷たい視線を胡桃澤にむける。



そんな俺を見てすこし肩をびくつかせながら俺のワイシャツの袖を引っ張った。



「1番じゃなくてもいいからっ…あたしをみてよぉっ…」



「無理だ。」



「…んでっなんでよぉっ!!!!」



「俺は、侑亜しか見えない。他なんてどうでもいい。そもそも、侑亜意外女だって意識したことねぇ。」



そういって、胡桃澤に顔を近付けた。


「っ!!!!」


「てめぇは特にだ。つか、生理的に好きんなれねぇ。」



胡桃澤から顔を離すと、胡桃澤は涙を浮かべ放心状態に陥っていた。