「笑うなって…」



「ハハハッ!!!あ~やばいっ孝介ウケるっ!!」


「だぁーもぉっ!!!!」


孝介は頭を抱えてテーブルに突っ伏した。


「孝介?」



「恥ずい…」


ポツリと呟いた。



時折みえる孝介の顔が赤い事にきずいた。


「孝介可愛い~」


ちょっとからかったつもりだった。


─チュッ



「ひゃっ!!」


リップ音とともに頬っぺたに柔らかい何かが触れた。


「ご馳走様♪♪」



孝介はニカッとわらって、顔の前で手をあわせた。



「バカ孝介…」


「へーへー、孝介くんはバカでぇす」



「はぁっ…」



なんか、孝介といるとたのしいけど、疲れる…


はぁとため息をついたとき、腕時計が目についた。


…2時15分。



あれっ…



集合時間って2時半じゃ…



「孝介っ!!やばい、あと15分で集合時間!」



「まじ!?ちょっ、早く!!!」



あたし達は大慌てで店をでた。