─カランカランッ
扉を開けると、可愛いものがあたしを囲んだ。
「かわいぃっ~」
入ってすぐあたしは文具に食い付いた。
欲しいものを次々に手にとる。
全部を見終わってお会計をしようとすると、孝介が
「俺が払う。」
と言って、全部奢ってくれた。
「ん。」
孝介はあたしが買おうとしていた物がはいってる袋をあたしの前に突き出した。
「ありがとぉ~」
あまりのうれしさに目の前が滲んだ。
「侑亜って泣き虫?」
なんてからかってるけど、あたしを優しく包み込んでくれる。
「こーすけぇっ~」
「いい子いい子♪」
孝介は頭を撫でてくれた。
孝介は噂通り優しいっ…