なんか…孝介くん可愛い…



あたしはいつの間にか、孝介くんの無造作にセットされた頭を撫でていた。



「なんなんだょ…」


「あっ…ごめん…なんか、撫でたくなって…」


「あ゙~もぉ!!!」


孝介くんはいきなり立ち上がって叫んだ。


「どうしたの!?」



「侑亜といると、調子狂う…」


「へ?」


「ホテル…戻るぞ。」


そういって、あたしの手を引っ張った。