数歩前を歩く彼の背中を
追いかけながら、たまに
あたしを気にかけて振り向く彼に、










『 好きです 』





保存ボックスに溜まっていた
あたしの気持ちが、





一気に溢れ出してしまいそうな気がして
それからあたしは彼の顔を
まともに見れなかった。