夏希の部屋は2階の1番奥にある。


トントン

軽くノックすると、
「はーい」

と夏希の声が聞こえた。

きっと、ママだと思ってるんだろうなと思いながら、恐る恐るドアを開けてみた。

見ると、夏希はベッドに寝転がって漫画を読んでいた。