私が入院している間、なおたちは
毎日お見舞いに来てくれる。


そして、ある日事件はおこった。



私が病室で本を読んでいると、
誰かが入ってきた。


それも大人数で…


でもその人たちは全然知らない人で
怖かった…


1人の男が


「お前が寵姫だな。」

といった。


寵姫…?

なんのこと?


私は全くわからなかった…


混乱している私に一人の男が
近づいてきた…



私はベットから降りれなくて
逃げられなかった。

怖くて怖くて、涙がでてきた。


「あ、あなた達はだれ…なの?」

恐る恐る聞いてみると


「俺たちは雷鬼だ。
 お前、黒龍の寵姫だろ?」


雷鬼?寵姫?

いったい何の話をしているのか
わからない…


「なにを言ってるの?
 寵姫ってなに…?」


そう言ったのに、相手は

「ごまかしても無駄だよ。
 毎日ここに黒龍がきてるのは
 知ってるんだから。」


ごまかしてる?
意味がわからない…