「俺たちはなにもして
 あげられないのか…?」


そして、鮎華は3日たっても目を覚まさなかった。

目を覚ましたのは一週間後だった。


鮎「ん…?ここは…?」


おれが鮎華を見ていたら
鮎華が目をさました!!


「鮎華!目が覚めたのか!?」


そうさけんだおれに隼人がきづき


隼「鮎華!」


も叫んだ。


そして、先生を呼んだ。



「ここは病院だよ。お前倒れたんだ。」


鮎「そっか…。」

と窓の外を見ながら言った。


鮎「ねぇ、私あとどれくらい生きれるの?」

といったと同時に先生が来た。


先生は聞いていたのか、


先生「鮎華さん、あなたはあと2ヶ月程度
   しか生きれないと思っていてください。」


鮎「そう、ですか…。」



鮎華は、先生の話をきいてどう思ったのか。

先生が出て行った後も窓の外を見つめていた…


そして、鮎華が俺たちのほうを向いて言った

鮎「私ね、やっと生きたいって、
  思えたんだけどな…。なおたちと出会ってから
  楽しくなった。隼人と悠真のおかげだよ。
  ありがとう。」


そういって笑った鮎華の笑顔がとても寂しそうだった。


鮎「私、死にたくない。もっと、
  みんなといたい。話したい…。」

涙声で手にギュッと力を入れて震えている。



俺たちは何も言えない…、
ただ見守ることしか出来なかった。



    side end