「はい、ホットタオルよ。
あら、潤。おはよう」

「はよ」


私はお母さんからタオルをもらうと
まぶたにのせた。


はぁー…
暖かい…



「何、どしたの?
タオルなんかのせて」


潤はパンにジャムを塗りながら
私に問いかけた。


「ちょっと目が腫れてて…
というか
潤、また身長大きくなったね」


私は潤をじっと見た。


「は。ずっと前から大きーよ!
姉貴が縮んだだけだろ。
俺、今成長期だし」


鼻で笑った潤。


なんだか
成長と共に性格まで
変わってきてるような…


昔は
よく泣いてて小さかったのになぁ。


でもやっぱり
1人の弟だし男の子なわけで…