「押水ってさ…
俺のこと、嫌いだったりする?」
なんとなく寂しい顔をする奥村くん。
「え…何で?」
「いや、なんか
俺と目合わせると絶対反らすし…
今朝だって
晴樹といたときは平気そうなのに
俺の顔を見たら、
あわてて逃げたり…」
あ、あれは…
「あのね、違う。
私、男の子と少ししか話したこと
なくて…
あるっていっても本当に数人なの。
だからちょっと
恥ずかしくなっちゃって… あれ?」
ん?
わ、私何言ってるのかな?
なんか、
暴露話になってる。
奥村くんも
呆然してるし…
ほてり出すほっぺ。