「あれ? もしかしてラブレター?」
ひょっこりと芽生ちゃんが顔を出す。
「ううん。これ瞳先輩からだよ」
だって杉浦瞳って書いてあるし…
「ええ~ つまんない~」
ブーブー顔でつまんなそうな
顔をしている芽生ちゃん。
とりあえず
手紙を読んでみた。
『つばさへ
やあっ(´∀`)/ おはよ!!
つばさに貸してもらったマンガ、
今日持ってきてるから
今すぐ3-cへgo☆
瞳より』
「んじゃあ、先行ってるね!」
「うん、ごめんねー!」
私は歩いて3-cへ向かった。
西凌高校は学年ごとに
校舎が別れていて、
1年生は北、2年生は中、3年生は南
となっている。
廊下ですれ違う人は上級生で
大人っぽい雰囲気が漂っていた。
さすが3年生!
そう思っていたら
あっという間に
3-cに着いていた。