家から1番近いスーパーは
通学路にある
結構大きなスーパー。
中に入って
メモ用紙を確認しながら
商品をカゴの中に入れていく。
案外早めに終わってしまったので
行きよりもゆっくりめに
自転車をこいでいった。
小さな公園を通りすぎたとき
小さな1人の男の子が
大きな声で泣いていたのが
私の目に移った。
どうしてこんな時間に…
心配になったので
声をかけてあげた。
「僕、どうしたの?」
私がそう言うと
「うぅ…うわあああん!!」
とまた大きな声で泣き始めて
しまった。
私は何をしたらいいのか
わからないまま、無心で
ぎゅっと抱き締めた。
「大丈夫だよ。
私がいるから」
「ふぁっ…」
自分でもびっくりしたけど
男の子は見事に泣きやんだ。