リョウコは塾に行ってなかった。リョウコの家庭はお父さんが病気で亡くなってお兄ちゃんが大工さんをして働いて家計を支えていたから。それに比べたらあたしは塾に行かせてもらえてる。初めは遊びたいからってゆう不純などうきだったけど、今は先生に質問したりして、真面目に塾に通ってた。もちろんあたしよりも言ったら悪いけど頭が少し悪いシオリも真剣に勉強した。そして アッというま間に受験の季節。先に受けた私立はあたしもシオリもクリアー。でもリョウコは私立を受験しないで、公立一本で勝負に出た。そして3人の結果…。あたしだけが公立を受かった。シオリは『あたし頭悪いからしゃーないなぁ』って軽く言ってたけど、リョウコは泣いてた。あたしはリョウコに何て言って慰めたらいいかわからなかった。そしてリョウコは先生と相談の結果。誰でも入れる。専門学校に行く事になった。仲良し3人組はそれぞれバラバラの道を歩く事になった。