教室に入ったとたん、みんなの視線があたしにくぎつけになった。そしていつも興味本位で心配してくる子達も、今日のあたしの姿に引いてしまったのか、誰も声をかけてこなかった。でも あたしはその方が楽だった。そしていつも通り授業が始まる。その時誰かの視線を感じた。その視線の人物はシオリだった一瞬目が合ったが、シオリはすぐに前に向き直ってしまった。シオリも今日のあたしの姿見て呆れちゃたよね。