迎えに来た名前も知らない男。ノブは中学生のクセに原付に乗ってやって来た。そしてあたしは名前も知らない男の後ろに乗ると、原付が走り出した。着いた場所は溜まり場からかなり近い場所で、名前も知らない男の家で、工場を経営しててかなり大きい家だった。名前の知らなかった男の名前はヨシミであたしの1歳年上。女みたいな名前だと思ったのが第一印象。決してカッコイイとは言えない小太りの男。でも、ただ1つ気になったのが、頭がキヨシと同じ丸坊主だった事。
それに話してみると照れ屋で、見た目とは違って可愛いなって思った。そして話してたらいきなり『俺と付き合ってほしいんだけど』って言われた。あたしはなんとなく『いいよ』って答えた。
でもこの2日後まさかあたしの人生が変わってしまう事が起きるとは知らずに、簡単に答えた。